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Resonance Vintage Guitar|語感の残響に名前を与える試み

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Resonance Vintage Guitar──語られなかった“vintageの残り香”にしれっと名前を与える

この文章は、私個人の見解に基づくものであり、既存の価値観や分類基準を否定・批判するものではありません。
また、特定の定義や分類を押し付ける意図もありません。

“Vintage Guitar”という語に振り回されるのは難儀なので、当ブログでは“Resonance Vintage Guitar”という呼称を独自に胸に秘めることにします。

単語に強いこだわりがあるわけではありませんが、言葉を扱う以上、語義や定義に絡む誤解を避けるため、言葉尻を捉えられるくらいなら、別の概念を持つ言葉を生み出す方が自然だと考えた次第です。

Vintage Guitars

“Vintage guitars”は、1920年代〜60年代のGibsonやFenderが代表例 。

一般には、主に50・60年代のモデル【狭義の“vintage”】

関連語

  • classic guitar(機材のクラシックギターとは別)
  • antique guitar(100年以上前のもの)
  • pre-war guitar(戦前モデル)

一部のコレクターやミュージシャンは「1980年代以降は“vintage”とは呼べない」と主張し、年代による線引きを試みている。【広義の“vintage”】

巡る思案

私も同じような感覚で、個人的には当サイトで紹介しているような「The Paul」などは「vintage guitar」ではないと思ってる。

「old」でもいいんだけど、どこかで思い入れは加味したいと思っているから特別感がない。
「used」なら尚のこと。

日本のように、製造から20~30年経過すれば「すべからくビンテージ」という考え・表現も受け入れがたい。
だから「pre-vintage」「post-vintage」という表現も何となく合わない。

「antique」にしようと思ったけど、すでに定義づけされていた。

「Classic」だとアコースティックギターのイメージ。

日本だと「ビザール」も70年代以前のギターでよく使われる言葉だけど、日本製のイメージ。
(もちろん海外製の面白いギターはたくさんある)

「レトロ」でもいいかなとも思うけど、どこかチープなイメージ。

以上を前提に、 程よく年季の入った、しっとりと、上品な、価値のある、仰々しくなく、愛用品、形見、残り香、逸品、日陰の存在、生きた証、本流ではない、“vintage”の残り香とか、“vintage”の衛星や外郭、周辺的・付随的な、そんなイメージが湧く単語を考えてみた。

S©ALETONE.のひとりごと

上記を前提・説明文として、「何を以て“ヴィンテージ”とするか?」という定義には踏み込みません。

ただ私がこんな風に思ったから 、“Resonance Vintage Guitar” と名付けただけの話です。

この呼び名は、年代やブランドによる分類・市場価値では語りきれない、「語られなかった時間の痕跡」「記憶の余韻」と「語感の残響」を宿すギターに、ひっそりと名前を与える試みです。

アンティークでもレトロでもチープでもオールドでも、 ユーズドでもビザールでも骨董でもガラクタでも…。
言葉の意味自体に価値や重みは無くて、言葉の固執・論争に加わりたくもない。

だけどこの中で最も「その言葉」にこだわっているのは、いったい誰だろう?

そんなノイズから解き放たれるために。

自分は概ねこんな感じというだけです。

自分の楽器を愛でればいい。ただそれだけの話。

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