「Swatch×OMEGA BIOCERAMIC MoonSwatch(バイオセラミック ムーンスウォッチ)」 -概要編-

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アクセサリー
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2022年3月に発売されたOMEGA(オメガ)とSwatch(スウォッチ)によるコラボウォッチ「Swatch×OMEGA BIOCERAMIC MoonSwatch(バイオセラミック ムーンスウォッチ)」を今更ながらご紹介。

このテーマは少し長い記事になりましたので、以下の4回に分けてお送りしたいと思います。

  1. 「Swatch×OMEGA BIOCERAMIC MoonSwatch」 -概要編-
  2. 「Swatch×OMEGA BIOCERAMIC MoonSwatch」 -購入編-
  3. 「Swatch×OMEGA BIOCERAMIC MoonSwatch」 -レビュー編-
  4. 「Swatch×OMEGA BIOCERAMIC MoonSwatch」 -カスタム編-

第1回となる「Swatch×OMEGA BIOCERAMIC MoonSwatch」『概要編』では、ムーンスウォッチの「概要・仕様・価格・バリエーション・販売方法」といった基本情報を記載しております。

購入をご検討の方に少しでも参考になれば幸いです。

また記事を分割した都合上、重複する内容が含まれている場合がございます。ご了承ください。

それでは「Swatch×OMEGA BIOCERAMIC MoonSwatch」 第1回『概要編』始まります。

↓続編は以下のリンクから↓

はじめに

「moonswatch/ムーンスウォッチ」とは、アポロ11号が人類初の月面着陸を果たした際にNASAで採用されていたOMEGA“Speedmaster”の通称「moonwatch」と「Swatch」を組み合わせた造語で、オメガのスピードマスターをスウォッチがほぼ忠実に再現したコラボウォッチです。

“価格¥33,550でオメガのスピードマスターが手に入る!”と思われる方も中にはいらっしゃるかもせれませんが、私が手にした感覚では「オメガ公認のレプリカ品」であり、「並行世界でこんなポップなスピマスがあったら面白いよね?」的な『幻想を具現化した“夢のモック品”』といった印象。

そもそも“オメガ製ではない”ですし、3万円の時計に100万円の価値を背負わせるには荷が勝ち過ぎています。

メタルケースなんかにしようものならそれこそ“オメガ印のパチもん”に成り下がってしまい、オメガのブランド価値・スピマスの歴史にまで泥を塗る結果になることは想像に難くないので、ポップなカラーリングの新素材のケースで“全くの別物然”として異彩を放つセンスは素晴らしいと思います。

どっち付かずでもなく、オメガともスウォッチとも言えない絶妙に不思議な面白味を説明できる上手い喩えは思いつきませんが、このなんとも言えない感動は『Doping Panda(日本のバンド)による“under the sea (Disneyの映画「little mermaid」)”のカバー』や『トランスフォーマー×back to the future「gigawatt」』に触れた時の感覚に少し似ています。

以上のことから今回のコラボ企画は、デザイン性とエキセントリックな先見性が持ち味のスウォッチ社が仕掛けた、「なんだかワクワクするお祭り」と解釈して楽しむのが正解かな?と思っています。

スウォッチ及びそのグループのオメガにしてみれば、スマホの普及により腕時計離れが進む中、若い世代に魅力を発信して裾野を拡げる意図があったのかもしれないですが、30歳代以上の時計好きでもさらに一部の層にピンポイントで刺さっている企画のような気がしないでもありません。(根拠は無いですが)

そして純粋に遊び心が好きな人に刺さればいい!と思って書いているため、いきなり脱線から始まってしまいました。

販売の現状

“MoonSwatch”は2022年3月26日に「Swatchストア」大阪店と東京の原宿店・渋谷店の3店舗で発売される予定でした。

しかし発売初日、開店前の各店舗に人が殺到し警察が出動するほどの大混乱となったため、その場で販売が中止・延期されるなど、時計好き以外からの注目も集め話題となったコラボ企画です。

抽選販売も1度行われたそうですが、現在は行われていません。

そして発売から半年以上経った現在も品薄状態が続き、未だ安定的な供給はされていない状況です。(2022年11月時点)

販売方法

現在の販売方法は「ゲリラ販売」となり、運良く「入荷アリ」のタイミングに居合わせたとしても、選択肢は多くて4種しかありません。(2022年11月上旬時点の体験談)

購入できるのは「お一人様1点のみ」です。

(現時点において正規購入できるのは“生涯で1つのみ”という意味です)

身分証の提示が必要となる場合もありますので、決断は慎重に。

ただ順次入荷次第販売ということで“限定商品ではない”ことは公式にアナウンスされていますし、詳細は第2回『購入編』で後述しますが、体感としては正規でも入手しやすくなっている印象で、購入制限が解除される日ももう間も無くだと思われます。

(海外ではコロナ規制緩和頃の企画で、工場の稼働状況も当然織り込み済みなわけだから、限定ではないとしながらも当初の出荷予定数はかなり少なかったのかな?)

スウォッチ公式snsアカウント

販売場所

ムーンスウォッチの販売店舗は以下の通りです。

  • スウォッチストア大阪 / 大阪
  • スウォッチストア渋谷 / 東京
  • スウォッチストア原宿 / 東京
  • MoonSwatch Planets Tour (後述)
  • スウォッチ公式オンラインショップでの販売は行われておりません。(2022年11月時点)

※SNSなどから誘導する詐欺サイトやコピー品販売サイトも確認されているそうですのでご注意ください。

販売店舗情報

◆スウォッチストア大阪◆

  • 住所:〒542-0085 大阪府大阪市中央区心斎橋筋1丁目6-3
  • TEL:06-6258-5006
  • 営業時間:11:00~20:00 (日曜日は19:00閉店)

◆スウォッチストア渋谷◆

  • 住所:〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町29-8
  • TEL:03-6416-4211
  • 営業時間:11:00~20:00 (日曜日は19:00閉店)

◆スウォッチストア原宿◆

  • 住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目9-15
  • TEL:03-6626-2157
  • 営業時間:11:00~20:00(日曜日は19:00閉店)

Swatch×OMEGA“BIOCERAMIC MoonSwatch”の「仕様」

先述の通り「moonswatch/ムーンウォッチ」とは、オメガ・スピードマスターの「moonwatch/ムーンウォッチ」と「Swatch/スウォッチ」を組み合わせたもので、素材やムーブメントといった根本的な部分の違いはあれど、パッと見のデザインはほぼスピードマスターといえます。

※↑最新型であるOMEGA Speedmaster moonwatch(第8世代)

◆基本的な仕様

モデル名Swatch×OMEGA Bioceramic MoonSwatch
ケースサイズ約 42mm(幅)×47.5mm(高さ) ×13.5mm(厚さ)
ケース素材バイオセラミック
ムーブメントクォーツ
重量29.2g
バンドベルクロ©️ストラップ
ベルクロ©️長約 200mm+20mm
ラグの間隔20mm
防水性3bar
耐衝撃性
暗闇視認性スーパールミノバ(蓄光性夜光顔料)
発売日2022年3月26日
価格¥33,550(税込)

※数値は小数点以下を計測できないノギスによる実測値なので目安程度に。

●防水性:3bar(3気圧防水)とは、日常生活用防水のことで、最低限の防水性能です。

3気圧(水深30m)まで耐えうる性能を有しているかの様に思われますが、実際には日常生活の中でも汗や雨、洗顔の水滴程度しか対応できないレベルの性能を意味します。

ですので、水仕事や入浴、ましてや潜水などでの使用はできません。

●耐衝撃性

精密機器の場合の、私の認識での「耐衝撃性」は、高さ50cmから自然落下しても“作動する”レベルなのですが、実際の規格はどうなんですか?(調べる気すらない)

BIOCERAMIC(バイオセラミック)とは

バイオセラミックとは、スウォッチが開発したセラミックと生物由来のプラスチックを2:1の割合で混合した新素材だそう。特徴としては、軽量で硬く傷が付きにくい反面、衝撃に弱く割れやすい性質を持ったセラミックの弱点を、樹脂の粘りや弾力性を加えることにより耐久性を補ったものになっているようです。

[取扱説明書にある“shock resistant(耐衝撃性)”の記載は内部機構の話ですか?]

BIOCERAMIC MoonSwatchのカラーバリエーション

「ムーンスウォッチ」は宇宙をテーマにした11種類のデザインとなっており、太陽をはじめ太陽系にある惑星や月、準惑星にちなんだ名前とカラーリングが割り当てられています。

(恒星・惑星・準惑星・衛星…「水金地火木土天海・冥」…懐かしい響き)

また単純に色のバリエーションというわけではなく、モデルによってはディテールが微妙に異なるものもあります。※価格は同じです。

モデル名型番ケースの色文字盤の色サブダイアルの色ベルクロの色備考
MISSION TO THE SUNSO33J100太陽/サンイエローイエローホワイトホワイト
MISSION TO THE MERCURYSO33A100水星/マーキュリーディープグレーグレー×ブラックブラックメタリックグレー
MISSION TO THE VENUSSO33P100金星/ヴィーナスピンクベージュのようなピンク?ベージュのようなピンクホワイトサブダイアルに装飾
MISSION TO THE EARTHSO33G100地球/アースアースグリーン×ネイビーブルーネイビーホワイトネイビー針がブラウン×ホワイト
MISSION TO THE MOONSO33M100月/ムーングレーブラックブラックブラックほぼ本家moonwatch
MISSION TO THE MARSSO33R100火星/マーズホワイトレッドホワイトホワイトAlaska Projectオマージュ/宇宙船形の赤い針
MISSION TO THE JUPITERSO33C100木星/ジュピターブロンズベージュベージュブラック針がオレンジ
MISSION TO THE SATURNSO33T100土星/サターンサンドベージュブラウンブラウンブラウンサブダイアルに土星の環
MISSION TO THE URANUSSO33L100天王星/ウラヌスペールブルーペールブルーペールブルーホワイト
MISSION TO THE NEPTUNESO33N100海王星/ネプチューンディープブルーディープネイビーブルーディープネイビーブルーブラック
MISSION TO THE PLUTOSO33M101冥王星/プルートクールグレーキナリバーガンディダークグレー

詳しくはスウォッチの公式サイトで細かく確認してください。

本家OMEGA(Ω)Speedmaster“moonwatch”とは

『初めて月面に降り立った時計』

↑(※こんな本も出ています)↑

そもそも今回のスウォッチとオメガのコラボ企画である“MoonSwatch”は、長年オメガから販売されている“Speedmaster moonwatch”の第4世代(4th)がオマージュ元になっています。

「OMEGA Speedmaster“moonwatch”」は、1969年のアポロ11号計画でNASAに採用されており、人類が初めて月面に降り立った際に宇宙飛行士が着用していた時計です。

1957年に発表された初代Speedmasterは名前の通りモータースポーツ用であったそうですが、現在8世代目、60年以上も続くもはや定番を超えて王道と言える由緒あるモデルです。

価格は為替や並行輸入などもありはっきりしたことは言えませんが、現行Speedmasterの新品での定価は70万円前後~といったところ。

ちなみに“moon watch”と呼ばれるのはSpeed Masterの中でも“professional”といわれるシリーズ。

◆“MoonSwatch”との最大の違いは2つ。そして価格に直結する最大のポイント。

まずケース素材にステンレススティール(ss)やゴールド(金無垢)などが使用されている点。(中にはセラミック製もあるそうですが)

次に『手巻きの機械式時計』であること。これはNASAに採用された際の基準にもなっていて、自動巻きに較べ無重力状態でも正確に作動するメリットがあるそうです。

OMEGA Speedmaster moonwatchに見られる特徴

モデルチェンジ・マイナーチェンジが繰り返されているので、ここでは主に元ネタとなっているであろう“第4世代”について。

(「ドット・ダイアゴナル・トゥ70」は違うのかな?)

Speed Masterに見られる特徴(第4世代)
  • プラ風防に刻まれた【Ω】ロゴの透かし
  • リュウズガードを備えた左右非対称のケース
  • ハット型プッシャー(ボタン)
  • ベゼルのタキメーターに施された「ドットオーバー90」や「ドット・ダイアゴナル・トゥ70」
  • 手巻き式クロノグラフ
  • サブダイアル外周から段差をつけた「ステップダイアル」
  • 2段階の傾斜をつけた裏蓋「ダブルベベル」
  • リュウズには【Ω】のロゴ

BIOCERAMIC MoonSwatchの遊び心

上記、本家の特徴を踏まえた上での「BIOCERAMIC MoonSwatch」の特徴的なコラボ要素など。

オマージュ・コラボ要素・全11種共通仕様
  • 風防に刻まれた「S」の文字
  • 左右非対称のケース
  • ハット型プッシャー
  • 「ドットオーバー90」「ドット・ダイアゴナル・トゥ70」
  • ステップダイアル
  • 裏蓋のダブルベベル
  • 文字盤には「OMEGA X SWATCH」「Speedmaster」「MoonSwatch」の文字
  • リュウズには「オメガ(Ω)×スウォッチ(S)」を表す【Ω×S】のロゴ
  • バッテリーカバーに描かれた各惑星のデザイン

MoonSwatch Planets Tour

『MoonSwatch on tour around the world』

(「MoonSwatch Planets Tour」なのか正式名称がわからないので、以降「ムーンスウォッチツアー」とします)

ムーンスウォッチツアーとは、11種類のモデルにちなんだ11色のキャンペーンカー(FIAT500 チンクエチェント)が世界中を巡り移動販売するツアーです。

(↓FIATについてはコチラ↓)

↓(今はこんなのもあるんですね…可愛い)

◆ちなみに、車好きで有名なルパン三世が「カリオストロの城」や「TVアニメpart3」などで乗っていたチンクエチェントは2代目(1960年代頃)モデルだそう

ムーンスウォッチツアーは世界中を旅しながらムーンスウォッチの世界観を発信するキャンペーンであり、2022年7月12日にヨーロッパからスタートし、10月13日からは日本でもムーンスウォッチを各地に届けて回るツアーが始まりました。

日本でのツアーは東京・銀座でのポップアップを皮切りに、11/11には大阪・阿倍野➡️愛知・名古屋【11/16】➡️愛媛・松山【11/22】と移動し、その後も全国を巡るそうです。

(人口密集地を狙ってとはいえ、東京と大阪には実店舗があるのにね)

今後のムーンスウォッチツアー開催に関する情報は公式InstagramやTwitterなどで確認してください。

スウォッチ公式snsアカウント

またムーンスウォッチツアーでの購入方法は各実店舗と同様のようです。

  • 購入は「お一人様1点のみ」
  • 全11種類
  • 価格は¥33,550(税込)
  • ゲリラ販売
  • 在庫確認は店頭のみ
  • 身分証の提示

人気モデル

人気モデルについてはSwatchが各モデルの出荷・販売数を公表していない以上わかりません。

各色同数を入荷したとして連日完売しているのであれば、捌くスピードが速いか遅いかだけの話。

また“お気に入りを1つだけか?それともフルコンプを目指すのか?”の2択しかないような性質を持った商品である以上「他人の意見に流されて買う物でもない」かな?というのが私の考えなので…。

まとめ

以上が「Swatch×OMEGA BIOCERAMIC MoonSwatch」第1回『概要編』になります。

如何だったでしょうか?時計には明るくないので間違っている部分もあるかもしれませんが、少しでも購入に際しての参考になっていれば幸いです。

(私は何だったら詳しいのでしょうか…?)

価値観により賛否はありますが、腕時計やファッションが好きなら買っても後悔しない、乗らない手はない。そんな楽しいコラボレーション企画だと思っています。

次回、第2回『購入編』では「購入に必要なもの・入手までの道のり・スタッフの方の対応・確認事項・心構え・」などを書いていく予定です。

↓続編は以下のリンクから↓

↓「Swatch×OMEGA BIOCERAMIC MoonSwatch」に関するスウォッチ公式情報はコチラ↓

おまけ -買って後悔?買わずに後悔?

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