2022年3月に発売されたOMEGA(オメガ)とSwatch(スウォッチ)によるコラボウォッチ「Swatch×OMEGA BIOCERAMIC MoonSwatch(バイオセラミック ムーンスウォッチ)」を今更ながらご紹介。
このテーマは少し長い記事になりましたので、以下の4回に分けてお送りしております。
- 「Swatch×OMEGA BIOCERAMIC MoonSwatch」 -概要編-
- 「Swatch×OMEGA BIOCERAMIC MoonSwatch」 -購入編-
- 「Swatch×OMEGA BIOCERAMIC MoonSwatch」 -レビュー編-
- 「Swatch×OMEGA BIOCERAMIC MoonSwatch」 -カスタム編-
また記事を分割した都合上、重複する内容が含まれている場合がございます。ご了承ください。
はじめに
いよいよ本編最終回となる第3回『レビュー編』では、やっとのこと入手できた「Swatch×OMEGA BIOCERAMIC MoonSwatch “URANUS”」 についての「レビュー」について書いていきたいと思います。
※「カスタム編」は“おまけコーナー”という認識です。
購入を検討しているが、実際のところ「チープ」じゃないのか?「オモチャ」っぽくないのか?と気になっている方もいらっしゃるかと存じます。
この記事から「細部」や「質感」を伝えることができたなら、購入する際の参考に少しでもなれたなら、書く意味もあるのかな?と思います。
それでは最終回となる「Swatch×OMEGA BIOCERAMIC MoonSwatch」 第3回『レビュー編』始まります。
※目次②~⑥は前回までの“おさらい”になりますので、既読の方は読み飛ばして頂いても問題ありません。
↓前2回とオマケ回は以下のリンクから↓
moonswatch/ムーンスウォッチとは
「moonswatch/ムーンスウォッチ」とは、OMEGA“Speedmaster”の通称「moonwatch」と「Swatch」を組み合わせた造語で、オメガのスピードマスターをスウォッチ社がほぼ忠実に再現したスペシャルコラボウォッチです。
宇宙をテーマにした11種類のデザインとなっており、太陽系にある星にちなんだ名前とカラーリングが割り当てられています。
価格は¥33,550
詳細は第1回『概要編』で。
※↑「OMEGA Speedmaster moonwatch」と「Speedmasterの本」↑
↓「スウォッチ」と「オメガ」の価格帯の参考に↓
販売方法
現在の販売方法は「ゲリラ販売」となっています。(2022年11月上旬時点)
購入できるのは「お一人様1点のみ」です。
身分証の提示が必要となる場合もありますので、決断は慎重に。
- 購入は「お一人様1点のみ」
- 全11種類
- 価格は¥33,550(税込)
- ゲリラ販売
- 在庫確認は店頭のみ
- 身分証の提示
入荷次第販売ということで“限定商品ではない”ことは公式にアナウンスされています。
販売場所
ムーンスウォッチの販売店舗は以下の通りです。
- スウォッチストア大阪 / 大阪
- スウォッチストア渋谷 / 東京
- スウォッチストア原宿 / 東京
- MoonSwatch Tour (後述)
- スウォッチ公式オンラインショップでの販売は行われておりません。(2022年11月時点)
※SNSなどから誘導する詐欺サイトやコピー品販売サイトも確認されているそうですのでご注意ください。
販売店舗情報
◆スウォッチストア大阪◆
- 住所:〒542-0085 大阪府大阪市中央区心斎橋筋1丁目6-3
- TEL:06-6258-5006
- 営業時間:11:00~20:00 (日曜日は19:00閉店)
◆スウォッチストア渋谷◆
- 住所:〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町29-8
- TEL:03-6416-4211
- 営業時間:11:00~20:00 (日曜日は19:00閉店)
◆スウォッチストア原宿◆
- 住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目9-15
- TEL:03-6626-2157
- 営業時間:11:00~20:00(日曜日は19:00閉店)
MoonSwatch Tour
ムーンスウォッチツアーとは、11種類のモデルにちなんだ11色のキャンペーンカーが世界中を巡りムーンスウォッチを移動販売するツアーです。
日本でのツアーも、東京・銀座でのポップアップを皮切りに始まっており、全国を巡るそうです。
今後のムーンスウォッチツアー開催に関する情報は公式InstagramやTwitterなどで確認してください。
またムーンスウォッチツアーでの購入方法は各実店舗と同様のようです。
- 購入は「お一人様1点のみ」
- 全11種類
- 価格は¥33,550(税込)
- ゲリラ販売
- 在庫確認は店頭のみ
- 身分証の提示
BIOCERAMIC(バイオセラミック)とは
バイオセラミックとは、スウォッチが開発したセラミックと生物由来のプラスチックを混合した新素材です。
↑バイオセラミックのマットな質感。プラスチックのような「いかにも」な安っぽさはないです。
ただ…軽いです。
見た目とは裏腹に、思っている以上に軽いです。(私の主観ですが)
人によってはメリットかもしれませんが、手に取った瞬間の想像を超えるギャップに脳がついていきませんでした。
もし私の中に「チープ」という思いがよぎる瞬間があるとするなら、それは「見た目」や「質感」ではなく『重量』のような気がします。
※「3万円という価格帯」「クロノグラフ=重い」を前提としての話。
約30g…大さじ2杯分(30ml)…ヤク○トの半分量より少ないくらいの重さ。
「腕時計_重さ」で調べたGoogle検索での“一般的な腕時計の重さ”は「100~150グラム」でした。
…あ、「MARS」も後ほど紹介します。(※借り物です)
MoonSwatch“MISSION TO URANUS”レビュー
若干フライング気味にレビューが始まりましたが…さて、いよいよ本題。
ここからは苦労の末に入手することができた「Swatch×OMEGA BIOCERAMIC MoonSwatch“MISSION TO URANUS”(天王星/水色) SO33L100」を、スピードマスターの特徴、オマージュ要素・コラボ要素を中心に紹介していきたいと思います。
本家「OMEGA Speedmaster」の詳細は第1回『概要編』や「オメガ公式サイト」で
当サイトでは以下のポイントを中心に見ていきます。(順不同)
◆箱◆
まずはパッケージから。
水色のスリーブに包まれた、“高級腕時計のソレ”っぽい箱を紙で表現。
箱のサイドには今回のコラボ「オメガ(Ω)×スウォッチ(S)」を表す【Ω×S】のロゴ
スリーブ背面は天王星の表面温度や組成など。(当然モデルにより表記内容は異なります)
◆開封◆
紙で再現したジュエリーボックス様の観音開きを開くと…
待望の「ウラヌス」!
やっぱりこの色を買って良かった!と思えるペールブルー(Pale blue/薄い青)
公式では“エアリーブルー”とも…どっち?
ホワイトの配置がまた絶妙!元となっている「OMEGA Speedmaster」の、デザイン・バランス面での完成度の高さが窺えます。
写真ではティ○ァニーブルーの様に見えるものもありますが、実物のイメージとしてはFenderのダフネブルーな印象。
↑Daphne blueとTiffany blue (ダフネブルーのJAGUARなんてあるの!?)↑
(わかりにくい!ギターの塗装は個体差もあるし、どちらにしても微妙な喩えですね)
◆内容物◆
内容物は、腕時計本体×1・取扱説明書×1・リーフレット×1・保証書×1
◆本体◆
…確かにこの角度ならオメガって思っても不思議じゃないよね?だって【Ω OMEGA】って書いてあるもん。
配色はペールブルー×ホワイト
文字盤はケースと同じトーンのペールブルー。サブダイアルも同様にペールブルー。
そしてベルト、針、タキメーターの背景色はホワイトとなっています。
それでは先に挙げたポイントを踏まえながら見ていきます。
◆リュウズガードを備えた左右非対称のケース◆
この角度から見るとラグの面の取り方、エッジの立ち方が素敵。
◆タキメーターに施された「ドットオーバー90」◆
“90”の斜め上に配置された「・(ドット)」のこと
◆「ドット・ダイアゴナル・トゥ70」◆
こちらは“70”の斜め下にある「・(ドット)」
◆真円のハット形プッシャー◆
↑所々に散見される(個体差)のですが、写真左のプッシャー表面にある“ポツ?”を見ると、セラミック(陶器)特有の質感が現れている気がします。
手触りはカサカサではありません。
◆リュウズに浮かぶ「オメガ(Ω)×スウォッチ(S)」を表す【Ω×S】のロゴ◆
本家のリュウズは【Ω】ロゴ
◆プラ風防◆
傷が着きやすいのは難点ですが、表面張力のようなドーム形プラ風防のプクッとした丸みが可愛いですね。
縁の歪みもアンティーク感があり個人的には好きなポイント。
↓風防の傷対策については、おまけ回『カスタム編』で。↓
◆プラ風防に刻まれた【S】の透かし◆
本家オメガの“プラ風防”にも刻まれている「隠し要素」(オメガ製の場合は【Ω】マーク)
◆文字盤に配置されたロゴ◆
12時位置には「Ω OMEGA X swatch」のコラボロゴ。9時位置には「Speedmaster」。そして3時位置には今回のコラボモデル名である「MOONSWATCH」の文字。
魅惑的な【Ω OMEGA】の文字が圧倒的な存在感を放ちます!書ける面積の加減で「swatch」のロゴが控えめ。(狙ってやってる?)
◆サブダイアル外周から段差をつけて、1段低く設計された「ステップダイアル」◆
立体的になることにより高級感と視認性がアップ。
◆2段階の傾斜をつけた裏蓋「ダブルベベル」◆
そしてバッテリーカバーに描かれた“URANUS(天王星)”のデザイン。
この部分は剥げてこないか少し心配。
◆ベルト◆
ムーンスウォッチに採用されている「ベルクロストラップ」の長さは、【Swatch】ロゴの長いほうが約20cm。ベルトループの付いた【Ω OMEGA】ロゴの短いほうが約2cm。
伸ばした状態だとバランスが悪く見えますが、長い方を短い方のベルトループに通して折る設計です。
硬いとまでは言わないけれど、張りがあって馴染むまでに少し時間がかかりそうです。
ベルクロ式はそもそも使うつもりがなかったので、腕に巻く前に交換しちゃいました。(詳しくは、おまけ回『カスタム編』で)
ベルトを裏返すとココにも「Speedmaster」「Mission to Uranus」「MOONSWATCH」のロゴがあります。
(腕に巻くと表面にきます)
◆スーパールミノバ(蓄光性夜光顔料)
「スーパールミノバ(蓄光性夜光顔料)」とは、太陽や照明器具の光を蓄え、暗闇でも数時間程度は持続して発光する塗料です。
以上が、「Swatch×OMEGA BIOCERAMIC MoonSwatch“MISSION TO URANUS”(天王星/水色) SO33L100」の“コラボレーション要素”を中心に見たレビューとなります。本家スピードマスターの再現度や質感など少しは参考になりましたでしょうか?
MoonSwatch“MISSION TO MARS”レビュー (前置き)
この項では「Swatch×OMEGA BIOCERAMIC MoonSwatch“MISSION TO MARS”(火星/赤×白) SO33R100」のレビューをします。
“ウラヌス”との印象の違いや色味などを参考にしていただければと思います。
※預かり物です。
「風防保護フィルムの貼り付け」と「ベルト交換」を頼まれたので、これはチャンスと写真を撮らせてもらいました。
↓「風防保護フィルム」と「ベルト交換」についてはコチラ↓
◆外箱◆
“MISSION TO MARS”
火星をイメージした赤いパッケージ。
こちらは火星の気温や組成など。
ムーンスウォッチは全11種類。基本仕様は共通のカラーバリエーションですが、唯一(たぶん)使用されているパーツが一部異なるのがこの“MARS”
…と、その前に…
閑話休題 -ある意味最高の転売対策-
購入後、持ち帰って最初に開封したのが私だそうですが、中に入っている台がベコベコでした。
持ち主曰く「購入時、風防の傷や針ズレ・汚れなどは確認したけど、さすがに箱の中の台までは…」
会計時も中身は持ち上げていないとのことで、外箱は無傷ですし、製造段階で無理矢理押し込んだのかな?
MoonSwatch“MISSION TO MARS”レビュー
…さて、気を取り直して。
公式も認めるオマージュ元となっているのは「Alaska Project」
Alaska Projectとは、宇宙空間の過酷な環境でも耐えうる腕時計(speedmaster moonwatch)を開発していたオメガの当時の試作品を2008年に1970本限定で復刻したモデル。本数から推察するに1970年の話。
↑『OMEGA Speedmaster professional Alaska Project』
Gibsonの“moderne(モダーン)”同様“オリジナル(流通品)”というものが無い幻の復刻版です。
↑“Gibson moderne(幻)”→“Gibson&Epiphone 復刻moderne”→“Epiphone mo baby(デフォルメ)”だと思ってください。↑
オマージュ元である「OMEGA Speedmaster“Alaska Project”」はシルバー(色)ケースのスピードマスターに特徴的な赤いアルミカバーを被せる個性的なデザイン。
他とは異なる仕様ということで「もしかしてカバーが付属するの!?」と期待された方は…いらっしゃらないと思いますが、勿論アルミカバーは付属しません。
その代わりのオマージュ要素として赤いケースになっているわけですし。
では、どこが他のムーンスウォッチと異なるパーツの仕様かというと…
サブダイアルの針が「宇宙船形」になっているのです。
見比べてみると一目瞭然。たったこれだけの小さなパーツの変化でも存在感が増し、印象は大きくは変わるものです。
以下は共通仕様なのでサラッと。
発色が良すぎてパキッとしたコントラストのせいか、ウラヌスとは全く異なる雰囲気。
マット感が色味に負けてるような…
コラボロゴ。
ベルクロのロゴ。奥に「swatch」ロゴも見えます。
Alaska Projectへのオマージュのためにベルクロ仕様にしたのか?とすら思えてきます。
やっぱり宇宙船形の赤い針が特徴的ですね。
◆裏面◆
バッテリーカバーに描かれた“MARS(火星)”のデザイン。
ベルトを裏返すとウラヌスと同様に「Speedmaster」「モデル名(Mission to Mars)」「MOONSWATCH」のロゴ。
全11種が一堂に会した状態だと気付きませんでしたが、“ウラヌス”と“マーズ”の2本だけを並べて見比べると「カジュアルウォッチ」と「スポーツウォッチ」くらい印象が異なることに少し驚きました。
簡単ではありますが、以上が「Swatch×OMEGA BIOCERAMIC MoonSwatch“MISSION TO MARS”」レビューになります。
ギターを喩えに出したこともあり、ウラヌスとマーズを見ていて、2点思ったことがあります。
①バイオセラミックって「日焼け」はするのでしょうか?
もしウラヌスがギターのように日焼けをしたら、それこそテ○ファニーブルーのようになりそうだと思ったもので。(その場合、確実に白も黄ばむことになりますが)
②ギターを弾き込むとサテンフィニッシュがグロスフィニッシュのように変化することがあるのですが、バイオセラミックも使っている内にツヤツヤになるのでしょうか?
だとするとマット感の恩恵が失われるので少し心配。
…私は使い倒すつもりなので、経年変化があった場合、覚えていたらまた報告します。(自己完結型の完全な独り言)
↓FenderとTiffany↓
↓「風防保護フィルム」と「ベルト交換」についてはコチラ↓
メリット/デメリット
ムーンスウォッチを一通り触ってみた印象も加味して、私が感じたメリット・デメリットをまとめてみました。
ただ、「何を基準に?」と聞かれるとブレブレです。
以上が私の感じたムーンスウォッチのメリットとデメリットです。
ただ私はこのコラボ企画を面白いと思っていますし、心底欲しいと思って購入しました。
日常的に使い倒す目的なので、ベルト交換と風防保護フィルムを貼った今「修理できない」という点が唯一にして最大のデメリットです。
補足
※SNSなどから誘導する詐欺サイトやコピー品販売サイトも確認されているそうですのでご注意ください。
そもそも3万円の時計にリセールバリューを期待するものでもないですし、「保証がきかない」可能性があることや「詐欺」や「コピー品」を掴まされるリスクを考えると、やはり正規での購入をオススメします。
「ムーンスウォッチツアー」もありますし、今後「Swatch公式オンラインショップ」での販売の可能性もあるかもしれないので、公式サイトや公式snsで発信される今後の情報はお見逃し無く。
生産終了から20年先以降のことまではわかりませんが、“レア度”“骨董品”“コレクターズアイテム”としての観点からも、全色揃えたい人は投げ売りを狙うので、「白いた○ごっち!」や「加水分解したエア○ックス95」と同様の道を辿りそうな予感がします。
「コラボレーション」について -駄文-
「コラボ企画」とは、「ネズミの王様の夢の国のグッズを、現実世界に持ち込むと浮いてしまう」問題にどう折り合いをつけるか?と似たようなものだと考えます。
それはコラボレーションをする当事者間だけではなく、消費者側の価値観の鬩ぎ(せめぎ)合いにも言えることです。
今回の「腕時計」でいえば、
リシャール・ミルこそが頂点!ハリー・ウィンストンこそ至高!トゥールビヨンこそ芸術!と貴金属的・工芸品的な面に価値を見出だす「本物(現実)を知っている」方々にとっては、「ムーンスウォッチ」が「日常生活では使えない夢の国のパーク内グッズ」かもしれない。
しかしそれは逆の立場でも同じで、
「時計とは正確な時刻を表示するもの」という「本質的(現実)」な性能面に価値を見出だしている(ここでは便宜的に)庶民にとっては、「高級腕時計」は現実的でも実用的でもない「日常生活では使えない夢の国のパーク内グッズ」でしかないのです。
どちらも『自分は「現実世界の住人」だ!』と言い張ったからとて、お互いその価値観を否定する必要もないわけで…本来なら交わらなければいいだけの話。
そしてどちらのニーズにも沿わない中途半端な「夢」なら、見たことすら忘れてしまうだけです。
【「好き」の反対は「無関心」】/【「嫌い」は「好き」裏返し】とするなら、賛否はあるにせよどちらの立場からも話題に上ったということは今回のコラボ企画は成功と言えると思います。
(※対人関係において『「嫌い」は「好き」の裏返し』のような考え方は『お客様は神様です』同様、承服しかねますが。)
◆コラボ◆
どちらが夢でどちらが現実かはわからないですが、本来なら相容れない両者が歩みより、夢から覚めるギリギリの白昼夢を見せてくれているのです。
Tシャツにキャラクターを描くだけの安易さじゃ面白くないのです。(なんか色んなトコロに喧嘩を売っているような…)。
賛否はあってもK○NGDOM HEARTSくらい歩み寄った?振り切ったバランスの世界観が素敵なんです。
価値観なんていうのも烏滸がましく、「シンデレラ」に憧れた女の子が大人になって靴を買い漁るように、「仮面ライダー」に憧れた男の子が大人になって車をカスタムするように、興味の無い人間が端から見れば違いのわからないちっぽけな夢の世界の話です。
どちらの立場であっても、好きなら楽しまない手は無いというのが私の思いです。
↑KINGDOM HEARTS(英語版)↑
まとめ -買って後悔?買わずに後悔?-
◆オメガ公認のレプリカ品◆
価格“33,550円”という価格設定はスウォッチの価格帯からすると高く感じますし、人気だからと勢いで買うにしても決して安い金額ではありません。
しかし「お祭り企画」であることや「オメガのネームバリュー」に加え、「造形の表現」「再現度の高さ」が「オメガ公認」であることを考えると、この価格設定は「コラボ物」として妥当だと感じるだけの魅力や感動、所有欲を満たす価値が私にはありました。
ですので私には「価格」に対する後悔は一切ありません。リセールバリューなんて考えてもいないですし。
◆幻想を具現化した“夢のモック品”◆
私はこの「swatch×OMEGA コラボ企画」を腕時計としてではなく、フィギュア(玩具)を見るような視点で価値を見出だしてます。
これ程までにワクワクするコラボ商品はなかなか無いといえます。
(逆にオメガがスウォッチの時計をオマージュしても、私は“迷走”か“路線変更”の大博打と感じてしまい受け止めきれないです)
【コラボについて】の項でも書いた様に、お互いの価値観に歩み寄る寛容さがあれば、本家スピマスをポップなカラーに塗装するとか、ムーンスウォッチに本家スピマスのムーブメントをスワップするという考えを持った方がいるともっと楽しいのにとさえ思っています(総額150万円もあれば可能?)。
何に魅力を感じるのかは個人の価値観ではありますが、“ケミストリー(化学変化)”といわれる次元での希にみるコラボ成功例だと思われますので、腕時計やファッションが好きならこのイベントに乗っかって楽しまれてはいかがでしょうか。
最後に
以上で私の「Swatch×OMEGA BIOCERAMIC MoonSwatch(バイオセラミック ムーンスウォッチ)」の『本編』記事は終了です。
↓本編前2回はこちらを御覧ください。↓
最後までお付き合いくださった皆様、ありがとうございます。
もうほんの少しだけ続きます。
次回は“おまけコーナー”『カスタム編』
ムーンスウォッチの購入を決心された方・すでに購入されている方で、「風防保護フィルムの貼り付け」や「ベルト交換」を考えている方の参考になればと思っています。
それではまた次回、よろしくお願いします。
おまけ -買って後悔?買わずに後悔?-
◆趣味