【京菓子司 末富】祇園祭にちなんだ季節の生菓子【期間限定】

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和菓子
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今回は【京菓子司 末富】で祇園祭の期間中に限定販売されている3種の生菓子と、季節の生菓子1つの計4種をご紹介。

まずは祇園祭にちなんだ生菓子3種から。

左奥、笹の葉で包まれたものから時計回りに、「稚児守」「鉾の影」「稚児提灯」。

次に右下、季節の生菓子「木槿」。

『稚児守 (ちごまもり)』

長刀鉾 (なぎなたほこ)の稚児が身に付けるお守り袋をモチーフにした生菓子。

葛製の粽で、口の中で細かくホロホロとほどけていくような食感に遊び心を感じます。

断面

本来、祇園祭において八坂神社をはじめ各山鉾町で授かる粽(ちまき)は厄除け・疫病退散の御守りなので、食べるものではなく玄関に飾るものです。

蘇民将来(そみんしょうらい)とは備後国風土記に登場する、京都八坂神社が祀っている牛頭天王(ごずてんのう)の御加護(庇護?)を受けた人物です。

「蘇民将来子孫也(そみんしょうらい しそんなり)」とは、『私は蘇民将来の子孫ですので、牛頭天王様どうか守ってください。』という意味が込められているようです。

『鉾の影 (ほこのかげ)』

断面

山鉾の屋根の上に巻かれている、「網隠し」呼ばれる赤い布をモチーフにした調布製の生菓子。

基本となっているのは若鮎(求肥・羽二重をどら焼きの皮でくるんだ初夏の定番和菓子)のようですが、しっとり・もっちりとしたクレープやスフレのような食感の優しい甘さの皮でアレンジされています。

『稚児提灯 (ちごちょうちん)』

“提灯”がモチーフということで、真ん中の白い○は淡く揺れるロウソクの火でしょうか?コロンと丸くて可愛いです。

断面

肌理の細かい餡にツルンとした葛が夏らしい印象のお菓子でした。

『木槿 (もくげ)』

断面

木槿(もくげ/むくげ/ハチス)という5枚の花弁が印象的な、夏の茶花としても欠かせない花をモチーフにした生菓子。

店舗情報

◯京菓子司 末富 本店
■住所:〒600-8427 京都府下京区松原通入
■電話番号 :075-351-0808
075-361-5308
■FAX:075-351-8450
■営業時間:9:00~17:00
■定休日:日曜日・祝日
■公式ホームページ:https://www.kyoto-suetomi.com/

○地図

◯アクセス
■JR京都駅から
市営地下鉄:烏丸線「五条駅」下車 2番出口より 徒歩約5分
■市営バス
5系統もしくは26系統 「烏丸松原」下車 徒歩約5分
■阪急電鉄
「烏丸駅」下車 2・6番出口より徒歩約10分
■市営地下鉄 烏丸線「五条駅」下車 2番出口より 徒歩約5分

◯その他店舗
ジェイアール京都伊勢丹・京都高島屋・大阪高島屋・日本橋高島屋・新宿高島屋・横浜高島屋・ジェイアール名古屋高島屋
営業時間・定休日:各施設営業時間に準ずる。

おまけ

2022年7月20日(土用の入)販売の「あんこ ろ餅(土用餅)」の予約受付は、7月17日(日)が締め切りです。

追記:「あんころ餅」の記事はコチラ

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