今回は、タカラトミー「トミカ」のサブライン「ドリームトミカ」より、『ジブリがいっぱい(07) となりのトトロ “オート三輪”』のご紹介。
「ジブリがいっぱい」シリーズ第3弾では以下の2種が発売されました。
毎度のことながら、予約のタイミングを逃した時は焦りましたが、限定品ではないことが知れ渡ってきたのか、以前に比べると買いやすくなっている気がします。
ただ私の場合、予約段階で手違いがあったのか私の元に届いたのは発売日から1週間程経ってから。まだまだ微妙な混乱はありそうです。
ドリームトミカとは
過去に“マスコミトミカ”など、キャラクターモノを取り扱った企画を、2013年頃から統一してシリーズ化されたのが「ドリームトミカ」です。
“トミカが夢のコラボレーション”をコンセプトに、漫画や映画・ゲームをはじめ企業の作品などからもラインナップに加えられています。
↓詳しくはタカラトミー公式サイト及びタカラトミーモールで↓
- タカラトミー公式サイト (ジブリがいっぱい)
- タカラトミーモール (トミカ)
ジブリがいっぱい
スタジオジブリの名作の数々から、「あの乗り物」「あのキャラクター」がトミカになって登場!
タカラトミーモール ドリームトミカ“ジブリがいっぱい”
過去にご紹介した“ジブリがいっぱい”シリーズの第1弾「となりのトトロ」「紅の豚」「千と千尋の神隠し」、前回ご紹介の第2弾「天空の城ラピュタ」「崖の上のポニョ」
そして今回第3弾では「魔女の宅急便」と「となりのトトロ(2巡目)」からラインナップされています。
↓過去の記事はコチラ↓
それではレビューを始めます。
となりのトトロ“オート三輪”【パッケージ】
まずは外箱から。
◆正面
ナンバリングは“07”
題材は、1988年に公開された映画『となりのトトロ』
スタジオジブリ公式サイト内にある「作品」を数えると26作品(2023年7月時点)
“ジブリがいっぱい”シリーズのデビューを華々しく飾った第一弾の「ネコバス」に続き、7台目にして早くも2度目の採用となったトトロ。
◆裏面
メーカー希望小売価格:¥1,320(税込)
ナウシカは?と疑問に思い調べてみると、宮崎駿監督を中心とするナウシカの製作陣が後に“スタジオジブリ”を組織されたようですので、ナウシカは原点ではあるものの厳密にいうとジブリではないという見方もあるそうです。
0は整数ではないけどそこに存在する…ほど複雑な話ではないですね。
※公式サイトでは「風の谷のナウシカ」はジブリ作品に含まれています。
(いつかこのジブリがいっぱいシリーズが終了する際の大トリとして控えていたりして…)
ただ、ナウシカからは過去に王蟲が発売されていたはずです。
失礼しました。ドリームトミカ“ゴジラシリーズ”の「モスラ」と勘違いしていました。
そして別のメーカーから“プルバック”で発売された“王蟲”とも混同してしまいました。
◆天面
となりのトトロの舞台は昭和20~30年頃のあったかもしれない架空の日本。
◆底面
物語冒頭に登場する、草壁家の引っ越しの荷物を積んだオート三輪が今回のモチーフとなっています。
◆左右側面
山盛り過積載な荷物と、自転車がチャームポイント。
おそらく映画を見た多くの人の記憶に焼き付いているであろう、バスと傘と雨粒が印象的な名シーンが描かれています。
↓まだプレ値にはなっていない様子。(2023年7月26日時点) ※定価は¥1,320(税込)
となりのトトロ“オート三輪”
今回の「オート三輪」は見た目やボリュームに反して組立式ではないので、付属品はありません。
◆内容物
- 本体×1
正面
まずは正面から。
モチーフとなっているのは物語冒頭に登場する、草壁家の引っ越しの荷物を積んだオート三輪。
ダイキャストボディーに施された塗装の色味からしてノスタルジーを刺激します。
オート三輪とは最近(といっても2000年代くらい)の言葉でいうと“トライク”にあたる、自動二輪の延長線上にある設計のものです。
戦前は無免許で乗れたそうですが、戦後は免許が必要になりました。一般的に普及したのが1000cc(現在の軽自動車は660cc以下)ですので当然といえぱ当然ですね。
たしか原付は昭和末期でも免許不要だったはずです。(当時無免で乗ってた人は改めてちゃんと免許証を取得してるのかな?)
右サイド
こちら側の印象はやや薄めですが、ギチギチに山積みされた箪笥や葛籠に混じって、白く塗り分けられたバケツがアクセントになっています。
オート三輪といえば「ミゼット」が有名ですが、作中に登場するのは三菱が販売していたオート三輪型ピックアップトラック「みずしま」に似たデザイン。
ちなみに物語終盤、さつきが前に立ちはだかったアベック(カップル)が乗っていた三輪はダイハツ製「ダイハツ号」だそう。
三輪なのでヘルメットも必要ありませんし、そもそもシートベルトもありません。
後ろ
分厚い荷台に昭和を感じずにはいられない“お父さんの自転車”もちゃんと造形されています。
ただ取り外せない(外す必要性は無い)ですし、色も塗られていない(塗ってもほぼ黒ですが)ので、個人的にココだけがちょっぴり残念ポイント。
舞台は戦後日本の昭和20~30年頃なので、時代背景を考えずに現代の価値観・常識だけで見ると、たとえ日常風景であっても理解できないことは多いだろうなと改めてトトロを見て思います。
左サイド
もちろんサツキとメイが潜り込んでいた勉強机もあります。
一般道でのシートベルトの着用義務は90年代(平成)に入ってからですし、飲酒運転の取り締まりも激甘だったりと、現在の感覚からすると考えられないほど交通ルールの緩い平成よりも、遥か以前の時代のお話。(まぁ、車自体が少ないですが、さすがに“おおらか”とは言えない)
天面
パッケージ側面のシーンに登場するさつきの赤い傘とお父さんの黒い傘も、よく見ると積み込まれています。
サツキとメイが実在していたら80才前後…いつか昭和が舞台の物語も“時代劇”と呼ばれる日が来るのでしょうか?
底面
もちろん“コロ走行”可能。
ディテール
角度を変えて
フロントガラスはクリアパーツで再現されています。
ルーフの上には物干し竿とホウキ。
コックピット部のガワを取っ払った姿をイメージしてもらうと、バイクのフロント~タンク周りのようになっていて、アベックの乗っていたオート三輪と基本は同じ構造というのがわかりやすいでしょうか。
当然ではありますが、こうしてみると随所に劇中に登場する小道具が潜んでいたことが見てとれます。
その情熱をうまく伝えられなくて申し訳ないのですが
トミカという制限もありながら、細かい造形までしっかり作り込まれて表現されていると思います。
発売日
発売日:2023年7月15日
価格
メーカー希望小売価格:¥1,320(税込)
購入方法
主な販売店は以下の通りです。
一般販売は、全国トミカ取扱店(一部店舗を除く)
- タカラトミー公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」
- トミカショップ
- キディランド(一部店舗除く)
- どんぐり共和国
最後に
オート三輪というトミカの中でもミゼット系以外ではあまり見ないモチーフで、しかもボリュームもあります。色合いは柔らかいですが多色使いなので豪華さもあります。
実車というリアルさには欠けるかもしれませんが、総合的に見ると同シリーズの中でもかなり満足度の高いものになっていると感じます。
「ジブリがいっぱい」シリーズはまだ追加生産されているようですので、たとえ予約開始日に予約できなくても焦らず、店頭やオンラインショップなどでも探せば、ふとした拍子に入荷されていたりもするので、見かけられた際は是非!
- タカラトミー公式サイト (ジブリがいっぱい)
- タカラトミーモール (トミカ)
関連商品
◆トミカ“ジブリがいっぱい”第1弾
◆トミカ“ジブリがいっぱい”第2弾
◆トミカ“ジブリがいっぱい”第3弾
◆DVD & Blu-ray